鳥取県教育委員会では、教職員の時間外業務が常態化する中、教職員の心身の健康を守るとともに、子どもたちへの教育活動を充実させるため、働き方改革を推進しています。また、令和5年8月には中央教育審議会から、教師を取り巻く環境整備について緊急提言が出されるなど、働き方改革の重要性は更に高まっています。
江府町教育委員会においても、鳥取県教育委員会が令和3年4月に策定した「新 鳥取県教育委員会業務カイゼンプラン」を参考に働き方改革・業務改善に努めています。
保護者の皆様、地域の皆様には、取組へのご理解とご協力をお願いいたします。
・学校に学習支援員、学校司書、部活動指導員、スクールソーシャルワーカー、学校業務支援員を配置し、児童、生徒への支援や教育活動の充実を図るとともに、教職員の業務負担軽減に努めています。
・学校にCSディレクターを配置し、コミュニティー・スクールとしての様々な活動において、連絡・調整等を行い、地域の皆様が参加しやすい体制づくりを目指しています。
・教育相談室を毎週木曜日に防災・情報センター(愛ベルこうふ)で開設し、子どもたちや保護者の方の気持ちに寄り添いながら、相談・支援を行っています。
・令和5年度より家庭教育支援チームを発足し、子育てや家庭教育に関する相談に応じたり、親子で参加できる取組や学習の機会を提供したりしています。
・タブレット端末、電子黒板、デジタル教科書等を効果的に活用できるよう校内ICT環境を整備し、児童、生徒の充実した学びにつなげるとともに、教職員の業務負担軽減を図っています。
・保護者連絡のためのアプリを導入し、学校からの連絡が保護者の皆様に迅速に届くようにしています。
・平成30年度から県内市町村立学校に導入された学校業務支援システムにおいて、諸帳簿作成や成績処理等を行うことにより、業務効率向上や児童生徒に向き合う時間の拡大、指導内容の充実、教職員の業務負担軽減を図っています。
・令和6年度から教材費、PTA会費等の学校徴収金を口座引き落としでの実施とし、教員が集金業務を担うことをなくしました。
・学校閉庁日を設定し、教職員が一斉に休暇を取得できるようにしています。
・部活動においては「奥大山江府学園部活動に係る方針」に基づいて活動し、休養日(原則として週2日「平日1日、土日1日」、活動時間「原則として平日は2時間程度、休養日は長くても3時間程度」)を設定しています。また、部活動の地域展開を検討し、合わせて教員の業務負担軽減を目指しています。
・教職員の心身の健康を守るためにストレスチェックを実施し、必要に応じて産業医面談を実施するようにしています。
・学校管理職に対して、教職員の勤務状況を把握し、教職員の勤務時間に対する意識向上を図るよう働きかけを行っています。