20世紀は石油の利権をめぐり紛争が絶えませんでした。 (江府町御机 鍵掛峠)
実は21世紀から22世紀に向け、世界的に資源を求め各地で次なる利権争いが勃発するであろうと言われているのが「水」。
私たちの体の60%は水で出来ていると言われています。
ゆえ、人間が生きていく上で一番に重要なもの、それが「水」。
しかも食の安心・安全が脅かされる今、ヘルス・コンシャスなライフスタイルに注目が集まることで食事と同じように水の質にこだわる人が増えており、今、安心な水は“買う時代”に突入したと言われているのです。
そんな情勢を考えると、ここ大山山麓に暮らす私たちは何とも贅沢。
名水王国とうたわれる大山では、各所に湧水ポイントが点在し、豊かな大地で濾過され、自然のミネラルたっぷりに湧き出す水を生活用水として自由に利用できる環境で暮らしているのですから。
奥大山の水の成分表(100ml) | |
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熱量 | 0 Kcal |
たんぱく質・脂質・炭水化物 | 0 g |
食塩相当量 | 0 g |
カリウム(K) | 0.20 mg |
カルシウム(Ca) | 0.52 mg |
マグネシウム(Mg) | 0.18 mg |
硬度 |
約21 mg/l |
ph値 | 約7.0 |
国内では海外ブランドも含めいくつものミネラルウォーター(天然水)が販売されています。
どれもカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分の含有量やバランスが違うためその味も様々。その際の基準になるのが「硬度」とよばれる値です。
硬度は、その水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を数値化したもので、低いものが「軟水」、高いものが「硬水」。一般的に日本では硬度100未満のものが「軟水」とされ、硬度100~300程度のものを「中硬水」、それ以上高い数値のものを硬水と呼んでいて、日本の天然水のほとんどは、やさしい口当たりで飲みやすいとされる軟水に該当しています。
では、奥大山の水はどうでしょうか。
硬度約21。
その数値が示す通り、軟水のなかでも非常に低い硬度ゆえすっきり口当たりがよいのが特徴で、素材のうま味を引き出す水として料理などに適した水と言えるのではないでしょうか。
また低い硬度ゆえ、栄養成分の変化する心配がないため赤ちゃんのミルク、薬の飲み水などにも安心して飲んでいただけます。